2019年2月20日水曜日

2019/2/17 ニース研修2019春 2日目

ニース研修2日目。
朝9時集合でプロヴァンス鉄道でアントルヴォーに行った。私を含め月曜夜にニースに来る学生を除く全員の19名で行く予定だったが、病気で不参加の男子学生が1名。そしてマイペースかつ寡黙な中国人留学生の女性学生は、「寝不足なので寝たいです」との連絡があり不参加。そしてさらに日本人女子学生2名が列車の出発時間になっても来ない。連絡もない。ニースに着いたばかりなので学生を野放しにしたくはなかったのだが仕方ない。
4名不参加で私をふくめて15名で行くことになった。

本来ならニースからアントルヴォーまでローカル私鉄のプロヴァンス鉄道で行けるのだが、区間工事中ということで30分ほど列車に乗った後は、1時間ほどバスに乗ってアントルヴォーに行くことになっていることを駅に着いてから知る。乗り物に弱い学生がいてそれを聞いて憂鬱な顔をしていた。昨日のニースが暖かったため、かなり薄着の学生もいた。アントルヴォーへ向かう路線は山の中に入って行くので、バスへの乗り換えの時はかなり寒かった。寒くなる可能性も考えといてくれよと思ったが、「暖かい格好をして来てくれ」と事前に言うのを思い浮かばなかったのを後悔する。

アントルヴォーに着くとなんと観光案内所が休み。日曜なので当然開いていると思っていたのだが。観光案内所で町を囲む城壁の外周と山頂の要塞に登る道のチケットを買うはずだったのだが、これでは購入できない。日曜は数少ないレストランや売店の多くは休みで村はひっそりとしている。観光しか無いようなアルプスの村だけど、日曜は休んでしまうところが、フランスらしい。かろうじてお土産物屋一軒とクレープや一軒が開業していた。

観光案内所休みでどうしたものかと途方にくれたのだが、開いていたお土産物屋のマダムに聞くと、山上の要塞に登る道に必要なジュトンは要塞道入口の自動販売機で購入できるという。ただしカードでの購入はできなくて、1ユーロか2ユーロの硬貨しか受け付けないとのこと。ジュトン一枚が3ユーロなので、我々の場合、45ユーロ分の硬貨が必要になる。昨日ニースに到着したばかりの我々は硬貨をほとんど持っていない。お土産物屋のマダムは「申し訳ないけど私の店にも硬貨はない。さっき別の旅行者に両替してしまったから。そこのスーパーに頼んでみなさい」と言う。

おじいさんか一人がレジにいる村のスーパーに入って頼んでみると、「日曜にここに来たのは運が悪かったな」と言って、おじいさんは電話して奥さんに50ユーロ分の1ユーロか硬貨の筒を届けるように言った。奥さんが硬貨の筒を持って5分後に到着。これで山上要塞に登ることができる。ありがたい。

ふもとから要塞まではジグザグの急な石畳の坂道を登って30分ほどかかる。私は汗だくになった。全員が山上要塞まで登ってから16時のニース行きのバスが出るまで自由行動とした。昼飯を食べなくてはならないが、村で空いているレストランはクレープ屋一軒のみ。ここの店内には15名ほどしか入ることはできない。学生の中にはサンドイッチの弁当を持ってきたものもいたけれど、われわれ以外にも観光客はチラホラいたので、昼飯はこのクレープ屋争奪戦となる。ということを思った私はさっさと降りて、クレープ屋に向かった。私と一緒に来た学生が7名。ちょうど7名分のテーブルが空いていた。セッカと呼ばれる牛肉の生ハムのようなものが入ったガレットを食べた。セッカはアントルヴォーのローカルフードだ。

私たち7名より遅れてクレープ屋にやってきた学生集団は、中で食べている私たちを恨めしそうに外から見ている。ここ以外で飯をとることのできるレストランはないので、寒いのにテラス席に座って注文を待っていた。私たちが食べ終わった時点でまだ彼らの注文は届いていなかったので、私たちと入れ替わりに彼らがレストランの中に入った。


レストランから出たのが2時過ぎて、帰りのバスまで2時間以上時間がある。ぶらぶらと村内を散策して時間を潰した。静かでひっそりとしていて実にいい感じだった。

午後4時20分にプロヴァンス鉄道の代替バスが来たのだが、バスが満員でわれわれのグループはバスに乗ることはできないと言う。次のバスは2時間後だ。
「それは困るよ。哀れな日本人グループはプロヴァンス鉄道に見捨てられるのか?」と言うと「いや、今すぐあなたたちを乗せるバスをここにもう一台呼ぶから」と言ってプロヴァンス鉄道の人は言う。そして私たちの目の前で電話をかけてバスの追加を要請した。
電話を切ったあと「大丈夫だ。もう車を出したって」と言うが、ここに置いてけぼりにされたらかなわんと不安で、「何分ここで待てばいいんだ?」とさらに聞いた。フランス人の仕事はどうも信用できない。するとまた電話して「15分だ」とのこと。本当に来るのかなと思っていたら、案外すぐに追加のバスが来た。

バスの中の様子で、学生たちが学校や性別、学年の違いを超えて、仲のいい雰囲気になっていることを確認できた。行きと逆のルートで列車に乗り換えると、その車内に朝、来なかった2名の女子学生が乗っていた。事情を聞くと、シャガール美術館が30分ほどで見られると書いてあったので、美術館に寄ってからプロヴァンス鉄道の駅に行こうと思ったら時間が過ぎてしまったとのこと。帰宅してから調べるとシャガール美術館の開館は10時から、こちらの待ち合わせは9時からなので、彼女たちの言い分がよくわからない。最初から遅れて行くつもりだったのか。

彼女たちは午後の列車とバスでアントルヴォーに行き、合流するつもりだったのだが、バスを乗り過ごしてしまい、アントルヴォーの先のアノーまで行っていたとのこと。電車一本で行けるはずだったのに途中からバスに乗せられるし、降りたところは聞いたこともない町だしということで、かなり心細い思いをしたに違いない。

今日の夕飯は旦那のギヨームによる貝類のパスタ。ペスカトーレと言うのだっけ? いやあ、絶品。あまりにおいしくて食べ過ぎてしまった。

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