2019年3月5日火曜日

2019/02/22 ニース研修2019春7日目

ニース研修7日目。

今日で1週目の授業が終わる。昨日体調を崩して休んでいた子も授業に復帰。今日の午後は学校のプログラムはない。私の企画でマチス美術館とシミエ修道院に学生たちを連れて行った。2人の学生を除いて17人が参加。1人は公立図書館に行くと言う。もう一人は中国人留学生だが、彼女はマイペースで、敢えて一人でいることを選び、集団行動は最小限という感じ。私と話すのは苦手のようだが、他の学生たちとは普通に談笑している。
マチス美術館・シミエ修道院のある場所には路線バス一本、25分ほどで行けるはずなのだが、この路線の一部区間が工事中とのことで乗りたいバスに乗ることができなかった。歩いても30分ほどの距離なので歩いて行くことにしたが、シミエ地区はニースの高台にあって行きはずっと上り坂だ。汗だくになった。
最初はマチス美術館へ。ニースの美術館・博物館の大半は学生は無料で、日本人学生は日本の大学の学生証を見せればそれで入場できる。しかし例年マチス美術館だけは、日本語の学生証に難癖をつけ一般料金10ユーロを請求される。マチス美術館のためだけに1700円出して国際学生証を持って来させるのはなんかなあという感じで、毎年窓口で一所懸命にお願い、交渉して学生扱いを認めて貰っていた。
今年もそれをやらなくてはならないと思うと気が重く、今回は語学学校に事前に団体鑑賞の予約を美術館に入れてもらい、語学学校のサインが入った団体鑑賞の申込書を持参していった。これで今年はすんなり交渉もなく学生扱いにしてくれた。わたしも引率ということで無料。
マチス美術館はゆったりした作品配置と淡くて柔らかいオレンジの展示室の照明がいい。マチス美術館のあとは、美術館のとなりにある考古学博物館へ。こちらは日本の学生証を一人が見せればそれでオッケーだ。この博物館の屋外には広大なローマの入浴施設の遺跡がある。数々の風呂だけでなく、見世物をやる円形劇場も備えていて、まさに日本の温泉娯楽センターという感じ。
学生が別の外国人客と話していて、その外国人が合気道に興味があると言ったらしい。今回の参加者には体育会で合気道をやっている学生がいた。彼に古代ローマの風呂遺跡のただ中で合気道のデモンストレーションをして貰った。
考古学博物館のあとは、オリーブの木が植わった公園を抜けて、シミエ修道院へ。公園ではペタンクをやっているグループがいくつもあった。
ゴテゴテした装飾のバロック様式の教会を見たあと、修道院庭園へ。参加学生の中にケーナを持ってきている学生がいたので、この庭園で吹いて貰った。わたしはリコーダーを持ってきていたので、少し吹く。野外で響きが悪くてイマイチ。教会の中で吹けばよく響いていいだろうが、流石にそれは怒られそうなので。
夕飯は念願のマダガスカル料理。ラビトトという名前。マニホットの葉をすりつぶしたものと豚肉を煮込んだ料理。野菜類と一緒にご飯にかけて食べる。ブラバン家のこれまでの飯の美味しさから、マダガスカル郷土料理もいけるに違いないと思ったが、期待は裏切られなかった。実に美味い。激辛の唐辛子ペーストを少量加えると風味が増してさらに美味しくなる。この家の飯の美味しさは驚異的だ。また食い過ぎてしまった。

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