2024年2月20日火曜日

2024/2/18-19 ニース第2・3日目

 17日(土)から18(日)にかけては、寝過ぎなぐらい眠った。それで気分がすっきりしたかといえばそんなことはなくて、まだ眠ることができるという感じだ。

学生たちの一部がエズ村に行きたいがかまわないか?とLINEでメッセージが送ってきた。私は今日は家にこもっていることにしたので同行できない。エズ村は海沿いの崖の頂上部に形成された石造りの村で、そこからの景観が素晴らしい。ニース近郊の人気観光地のひとつだ。ニースからはバス一本で行けるのだが、公共交通機関のなかでも地域の路線バスの乗り方というのは、特有のルールがあって旅行者には案外ハードルが高い。「複数の人間で使える回数券カードを前もって渡しておけばよかったな」と彼らに伝えると、エズ村行きのバスの始発停留所が、私の滞在先のすぐそばなのでそこで落ち合って、回数券カードを受け取りたいとのこと。

彼らがいるニースの鉄道駅から私の家までは2キロほど距離があるのだけど、30分ほどかけてやって来た。リチャージ可能な回数券カードをバス停留所で渡した。



学生たちと別れたあと、日曜は昼間で営業の近所のスーパーに行って、飲料水やビスケットなどを購入した。これだけでげっそりと疲れてしまう。

ホームステイ先は学校と契約した家庭だ。朝夕のご飯は出すが昼ご飯は出さない契約になっているのだが、Annickは今日は昼に娘夫妻と孫二人が昼食を食べに来るのでよかったら一緒に食べたらどうか、というのでそうすることにした。子どもは下が6歳の男の子で、上が10歳の女の子。夏にAnnickのところに泊まっていたときにこの二人には一度あったことがある。ごはんを食べて喋っているあいだに元気を回復する。食卓につくまではまったく食欲がなかったのに。10歳の孫娘、Spy & Familyのファンのエヴァが聡明で可愛らしい。弟の6歳のMatisseは自由奔放。にぎやかで楽しい昼食にはなったけれど、食事後、部屋に戻ると、外出する元気も、部屋で勉強する気力もわかない。3時間ほど眠ってしまう。やはり尋常な状態ではない。明日はとにかく医者に行くことを決めた。

昼飯がかなりボリュームがあったし、寝てばかりでとにかく動いていないので、夕食時には食欲が全くなかった。Annickもお腹が空いていないとのことで、結局この日は夕食は取らなかった。夜、勉強しようかと思ったが、集中力がない。すぐに眠くなってしまう。昨日から寝てばかりなのに、今日も早く就寝してしまった。

19日(月)は学校の授業開始の日だ。Annickは昨秋から常勤の仕事についたため、7時半には家を出ていた。私はAnnickが用意しておいたパンとジャム、オレンジジュースと珈琲の朝食を取る。学校には8時半に到着。顔見知りのスタッフに挨拶し、お土産のキットカット抹茶味を渡す。私のお土産は毎回キットカット抹茶味だ。今回は私の日本人学生だけで一クラスを作ってもらった。大半が1年生の学生のこともあり、最初の日にクラス分けテストをするよりも、いっそまとめてもらったほうがいいかなと思って。数年前に私が連れてきた日本人学生のクラスを担当し、学生たちとうまく関係を作ってくれていた女性の先生に受け持ってもらうように事前にリクエストしておいた。

本来の予定では今日の午後は学校主催の遠足で、ニース旧市街の散策と伝統的な製法の砂糖菓子工場の見学のはずだったのだが、カーニバルの観光客で砂糖菓子工場の見学が埋まってしまったので、この遠足が明日になったことを知らされる。まあこういう変更はよくあるし、変更の連絡が当日というのもよくあることだ。学生たちはご飯のあとはほったらかしになってしまうが、大学生なのでなんか時間の潰し方は考えるだろう。幸いニースは歩いて回れる小さな町で、パリのように観光客が知らずに入り込むと危険な目にあいそうなヤバい場所はほぼない。そして町歩きが楽しい風光明媚な観光地でもある。カーニバルの時期でもあるので、カーニバル関連の町の装飾などを見るだけでも楽しいだろう。

医者は学校のスタッフに予約してもらった。12時15分が予約の時間。学生とカフェテリアで昼食を一緒に取れなくなってしまうがしかたない。予約してもらったのは数年前に、インフルエンザになった学生を診察してもらった女性の医師だった。

遠足などのイベント担当のスタッフは入れ替わりがはげしいのだが、今回はモルドバ人の若い女性だった。数ヶ月前からAzurlinguaで働きはじめたと言う。彼女にカフェテリアまでの学生の誘導をお願いしておく。

昼飯は診察後にケバブでも食べようかと思ったのだが、11時すぎになるとお腹が減ったので近所のケバブ屋でケバブを購入して、学校の中庭で食べた。味は普通。

予約の時間の12時15分きっかりに医者のところへ行く。この医者に限らないが、フランスの一般医院、日本での個人経営のクリニックあたるような医院は、外に看板を出したりしておらず、集合住宅のなかでひっそりと営業している。外側からは「病院」だとはわからないのだ。待合室も日本の病院っぽい雰囲気は皆無だ。そして多くの場合、診察には事前予約が必須となっている。

普通の旅行者にはフランスの一般医で診察を受けるのはかなりハードルが高いだろう。



今回私が診察を受けた医院は、女医のワンオペで、受付も会計も彼女が診察室で行う。順番になると彼女が待合室に現れ、診察室に入るように促す。診察室も簡素そのもので、検査器具は聴診器と血圧計ぐらい。ただ問診は日本の医院の医師に比べるとかなり丁寧に時間をとって行う。12時15分予約だったが、実際に診察を受けたのは12時45分ぐらいだったと思う。問診時間は20分ぐらいか。フランス語で医療のこととなると、知らない単語があって、かなりやっかいだ。早歩き歩行をしたあとの疲れ、発汗、けだるさ、脱力感などの症状を訴えた。私は数年前にあった狭心症の発作の可能性を考えていて、そのことも伝えた。問診のあと、触診があったが、彼女の見立てでは、一応、発作時に血管を拡張するスプレーは処方しておくが、狭心症の可能性は低い、日本に帰国後、かかりつけ医に見て貰ってくれとのこと、処方箋だけでは海外旅行保険金がおりないので診断書も書いてくれと言うと、「運動時に息切れ」とだけ書いた診断書をくれた。
診察料は30ユーロで、キャッシュか小切手のどちらかだと言われる。フランスではカード払いが日本より普及しているので、ちょっと「え?!」という感じだった。

フランスには薬局はたくさんある。医院はそれとわかる看板は出していないのに、薬局はなぜかよく目立つ緑色の電光看板を出しているし、いかにも薬局っぽい外観だ。スプレーは6ユーロだった。海外旅行保険はあとで補填なので、保険なしの料金がこれだ。薬品はフランスのほうが安い。医療費も全額負担で30ユーロというのは日本より安いように思う。
とりあえず大事ではなさそうなのだけど、釈然としない。そのまま、家に戻った。


今回ニースにやって来ている学生の一人の母親で、医療関係の仕事についているかたがいて、私の昨日のブログを読んだという。そのかたからの言づてで、別の病気の可能性があるのではないか、というメッセージが学生から入っていた。ネットで検索してみると、まさに思い当たる症状がいくつもある。さらにネットを検索していくと、診断が確定されて、処方された薬を飲めばすぐによくなるというようなもんでもなさそうだった。診断の確定にも時間が必要な感じ、となるとフランス滞在中に医者に行ってどうにかなるものではないか。まあ急速に悪化したりする可能性は少ない、と思ってやり過ごすしかないか、と思う。
夕方、AnnickのパートナーのWalterが家にやってきて、そのあとしばらくするとAnnickが仕事から戻ってきた。二人は夕食の時間まで3時間ほどソファに座ってテレビを見ていた。私はパソコンで日記書き。なんかしていないと眠ってしまう。
Walterは夕食を取らずに自分の家にもどった。Annickがはきはきとした気っ風のいいおばさんという感じなのにたいして、Walterはいつもニコニコし居ていて温厚でおだやかなおじさんだ。


夕食はポロネギ、カボチャ、ジャガイモのスープとキッシュ・ド・ロレーヌ。Annickは料理が上手だ。食欲はあまりなかったけど、彼女と雑談しながら全部食べてしまった。これにプラスしてチーズとデザートも。
ご飯の後はテレビのニュース番組を30分ほど見た。眠くてしかたないが、まだ21時過ぎだ。ということで日記を書いて眠気を紛らわせている。

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