2025年3月11日火曜日

2025/03/09(日)モロッコ第7日

 

2025/03/09(日)モロッコ第7日

フェズの西方、車で60分ほどのところにある古代ローマ遺跡ヴォルビリス、モロッコ最初のイスラム王朝が築かれた聖都ムーレイ・イドリス、そして17-18世紀の首都だったメクネスをマイクロバスでまわるツアーに参加した。18ユーロという格安のツアーだった。個人で公共交通機関を使って行くとなると日帰りでこの三カ所を回るのは難しいだろう。

圧巻だったのは、2-3世紀のものだという古代ローマ遺跡、ヴォルビリスだ。最盛期には2万人の人口があったと推定される。古代ローマ帝国はこんな遠方の西の果てにまで、このような文明都市を築いてしまうのだから驚くべきものである。1時間ぐらいしかいられなかったが、もう1時間ぐらいはいたかった。




モロッコ・イスラム王朝の最初の都市、ムーレイ・イドリスは見晴らしのいいところから写真を撮っただけ。斜面に形成された建物群が作り出す風景は見栄えがする。ムハンマドの血統である王朝の始祖イドリス一世(?-793)の墓所があり、モロッコでは聖都とされる町とのこと。ここに限らずモロッコの古い市街地はピトレスクで、インスタ映えする場所が至る所にある。都市景観の美学という点では、19世紀後半から20世紀初めにかけてのイタリアやフランスをも凌駕しているとさえ思える。むしろイスラム世界の都市が、地中海沿岸の南ヨーロッパの都市のモデルだったのかも知れない。モロッコは街歩きが楽しいところだ。





17-18世紀の王朝の首都メクネスはかなり大きな都市で見どころはいくつかあったのだが、昼飯を食べていると実質的な観光時間は1時間ちょっとになってしまい、結局さっとメディナの入り口付近を回っただけで終わってしまった。

ラマダン中なので、日中は観光客向けレストランしか開いてない。メクネスのレストランで、前菜はハリラ(豆のスープ)、メインはパスティーヤを頼む。パスティーヤは薄皮の肉まんみたいなもの。鶏肉のミンチが入っている。正直、不味くはないけど、美味しくもない。ミンチ肉はパサパサで、味はあんまりしない。ボリュームはある。 観光客向けレストランだからこんなものなのか、それともどこで食っても同じようなものなのか。 ハリラや付け合わせの野菜のほうが美味い。






朝9時半にフェズを出て、17時半に戻る。 ガイドの青年はフランス語があまり得意ではなく、けっこう一生懸命サービスはしていたのに、フランス人観光客に嫌味を言われていてちょっとかわいそうだった。いいやつだったけど。マイクロバスには12人くらい乗っていて、半分がフランス人、残りはスペイン人と英国人。アジア人は私一人だった。

フェズでの最後の飯は、宿泊先のリヤドの近くにあるレストランで、モロッコサラダと鶏肉のタジン、オリーブとレモンソースを食べた。ここのモロッコサラダは量が多くて、見栄えがいい。タジンも美味しかった。が、昨年からモロッコに住んでいる横田さんが言うように、モロッコで美味しいのは野菜と果物、料理では前菜に出てくるハリラ(ひよこ豆のスープ)かモロッコ・サラダというのは、確かにそうかもなあと思った。レストランといえばモロッコ料理店しかなくて、メニューも値段もそれほど変わらない。多分どこのレストランでも味もそんなに変わらないのではと思う。味付けはパンチに乏しく、ビックリするほど美味しいわけではない。クスクスとか本場モロッコだとさぞかし美味いに違いないと思っていたのだが、ニースのモロッコ料理店の方が私には美味しかった。あるいは江古田のモロッコ・スペイン料理店アランダルースのほうが美味しいとも。 店の雰囲気は確かにモロッコ現地ならではというのはあるが。






私が信頼するフランスのガイドブック、Le Guide du routardに掲載されていた店に行きたかったのだが、メディナの中の位置情報は、Google Mapはかなり頼りにはなるけれど、ちょくちょく不正確なところがあって、たった400メートルほどの距離なのにたどり着くことができなかった。 今夜行った店はGoogle Mapでは、4.9という高評価の店だった。うん、モロッコサラダは確かに他の店で出て来たのとは一線を画していた。

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