昨日、学生たちをニース空港で見送る。今回参加した16名のうち、1名だけは高校時代に一年間ホームステイしていたスイスに向かったが、他の15名はドバイ経由で成田に戻る。朝8時半に起床。朝ご飯はホテルで食べた。ビュフェ形式の品数とボリュームのある朝食だった。フランスの朝食はホテルでも、フランスパンとクロワッサン、それに飲み物というシンプルなものが出てくるものだと思っていたので、ちょっと驚く。ホテルは空港からトラムで3駅のところにある大型のホテルだ。朝食から部屋に戻ると、帰国の途についた学生から成田に着いたという連絡がLINEで入っていた。
今日の夕方16時10分発の飛行機でマラケシュに向かう。ホテルのチェックアウトの時間は正午までだったので、ギリギリまで部屋にいた。朝食でお腹いっぱいになるまで食べたので、昼食は抜くことにした。夜はマラケシュで食事付きのスペクタクルを予約していて、かなりボリュームのある食事が出そうな感じがした。またeasyJet機内で一回食事がつくと記述してあったような気がした(これは勘違いで、機内では食事は出なかったのだが)。
スーツケースを預ける開始時刻は14時だったので、それまでは空港のカフェで時間を潰した。チェックインはすでにしてある。冬の今の時期は通常、モロッコとフランスの間には時差がないのだが、日曜日にラマダンが始まってからはモロッコの時間がフランスより1時間遅くなる。マラケシュ到着予定時刻は現地時間で18時15分となっていた。食事付きスペクタクルの迎えの時間は20時だったので、飛行機が多少遅れても間に合うと思っていた。
飛行機は18時30分頃に空港に到着する。入国審査とスーツケース受け取り、両替を終えて、空港出口に出たのが18時50分ぐらい。予約していたタクシーが迎えに来ているはずだが見当たらない。19時15分まで待っていたが、結局私を迎えに来ているはずのタクシーが見つからないので、その場でタクシーチケットをあらためて購入して、空港待機のタクシーに乗った。すると乗って2分ほどしたところで、予約したタクシーの運転手からメッセージが入る。いったいどこで何をしていたのだ、こいつは?
宿泊しているリヤドはメディナの中にあるから車で行くことができないと、メディナから15分ほど離れた場所でタクシーを降ろされる。Google Mapを頼りにリヤドを目指すが、案の定道に迷う。暗くてどの道に入ればいいのかよくわからない。メディナの路地をうろうろしていると、若者が声をかけてきて、案内してくれた。もちろん単なる親切ではなく金を要求されたが、小銭がないと言うと、諦めて帰って行った。
食事付きスペクタクルの迎えの車の運転手からはWhatsAppで電話がかかってくる。予定時刻には待ち合わせ場所に行けないので私を置いてレストランに行ってくれ、と伝える。「後で現地で合流できるか?」と聞くと、「もちろん。店のドアの前で待っている」との返事。
リヤドの受付はゆったりで20分ぐらいかかってしまった。食事付きスペクタクルの店、Chez Aliを検索すると、宿泊しているリヤドから歩いて15分ほどの距離にあると出てきた。これなら車でわざわざ行くことはないじゃないかと思って、チェックイン後、Google Mapを頼りに歩いて行くが、途中数百メートルにわたって、照明のない真っ暗なスークの中の道を歩かなければならず、かなり怖かった。そしてGoogle MapでChez Aliとなっている場所に着いたのだが、そのあたりを何度ぐるぐる回ってもそれらしき店はない。そのあたりにいた人、何人かに聞いたが誰もChez Aliを知らない。いったいどうなっているのだ?と思っていたら、なんとスペクタクルの行われるレストラン、Chez Aliはここから数キロ離れた場所にあることが判明した。Google MapのChez Aliは同名の別の店なのだ。スペクタクルの店に行くにはタクシーか何かを利用する必要があるが、どこでタクシーを拾えるのかもわからない。あとでわかったが私は、スークの中で迷っていたのだ。代金は支払い済みだったが、結局スペクタクルはあきらめて、宿のほうに戻ることに。あの真っ暗な道を歩くのはいやだったが、しかたない。昼を抜いていたので、お腹がペコペコだ。時間は21時半を過ぎていた。Google Mapで近くにあって、評価の高いレストランを探し、そこに入る。牛肉とプルーンとアーモンドのタジンを食べた。お茶と水込みで110ディルハム、だいたい10ユーロ。おいしかったが腹一杯という感じではない。
雨が降り始めていた。とりあえずリヤドに戻る。到着早々、モロッコに振り回される。早速モロッコの洗礼を受けた感じだ。
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